皆さんこんにちは。

連日、気温が下がったり上がったりと不安定な日々が続いてますが
いかがお過ごしでしょうか？

さて、皆さんは「捨石」と「要石」という言葉をご存知でしょうか？
この言葉を聞いて囲碁を思い浮かべる方も多いと思います。

それでは、囲碁で言うとどんな意味になるのでしょうか？

■「捨石」とは
意図的に相手に石を取らせ、後に自分の利益となるように打つ石のことです。
それが転じて、一見してムダなように見えることでも、いずれ役立つことを期待して行うこととも言われます。

■「要石」とは
彼我の攻防の要点を形成する重要な石という意味です。
また動かせないもの、動かしてはならないものの比喩に使われることがありますが、重要なもの・欠けてはならないものの比喩に使われるキーストーン が要石と訳されることもあります。

何か難しい言葉ですが、簡単に言うと

「捨石」　＝　最悪無くなってもよいもの
「要石」　＝　絶対になくなっては困るもの

ということです。

なぜこのような事を話したかと言うと、経営をする上でこの考え方がとても重要だからです。
どう重要かを説明する前に、ミヤザキにとっての「捨て石」「要石」はこれらになります。

【捨石】
・お金・財産
・名声

【要石】
・お客様
・技術者（社員）
・後継者

このように「捨石」「要石」を整理することで、自分の会社にとって最も必要なコアの部分を知る事が出来ます。

また、会社のコアの部分を把握することで、例えば経営の悪化などで極限状態になったとしても、「ここまでは大丈夫だ」という判断が即座にできるのです。
最悪お金がなくなっても大丈夫だと考えていれば焦る必要はなくなります。

しかし、社員、技術者や技術力がなければ結果を残すことができず
最終的にお客様のニーズに答えられません。

このように「捨石」「要石」を把握することによって、自社にとって最も重要なものは何かをはっきりさせる事が出来ます。

皆さんもぜひ、今回お話しした「捨石」「要石」について考えてみてはいかがでしょうか？